ページの先頭です。本文を読み飛ばして、このサイトのメニューなどを読む
サイト内の現在位置です:
夜の公園でセックスをむさぼる男女、そしてまるで取り憑かれたようにその行為を覗く男たち。あるいは闇の中、相手を求めて彷徨う男たち。
1970年代、新宿、代々木、青山の公園で赤外線フィルムで撮影されたショッキングな写真の数々。
2007年9月から10月にかけニューヨークで開かれた吉行耕平(Yoshiyuki, Kohei. 1946- )の個展"The Park"の図録がドイツ、Hatje Cantzより刊行されました。
「これが芸術と言えるのか?」などという問いはここでは発しますまい。
覗かれる男女も、覗く男も、そして彼らを「覗く」我々も、ここでは全てが共犯者となり、カメラ=写真家に見据えられているのです。
1979年、このシリーズが東京の駒井画廊で発表された時には、写真は等身大に拡大され、画廊を暗くした上で、参観者には懐中電灯が手渡され、夜の公園を覗き見る行為そのものを再現した、といいます。(New York Times 2007年9月23日付け記事を参考)
日本では1980年にせぶん社より写真集「ドキュメント公園」として刊行された当シリーズは、実に27年ぶりの発表となり、また吉行耕平にとっては初めてのアメリカでの個展となります。
巻末には1979年刊行の雑誌「ウィークエンド・スーパー」に発表された(何月号だったかは調べが及ばず)荒木経惟によるインタビューが再録されています。(ただし英語)
グラフィックデザイン:Stapelberg & Fritz (Stuttgart)
